Bag end diary

J.R.R.Tolkienとその作品を中心に、日々の出来事を一人のホビットが気まぐれに綴ります。

2020年夏休み☀️

Mae govannen!

 

久々の更新となります。いつもマイペースの管理人です。

 

さて、2020年もいよいよ夏に突入しましたね。

 

 

今年は春からコロナの流行に悩まされ、気楽に外出もできず、管理人もすっかりだらけて家の中でゴロゴロなんてことも。でも課題やテストが膨大で、毎日ひいひい言いつつもここまで乗り切ることができました。

小中高は一部対面があったと思いますが、大学は殆どオンラインで授業が行われました。学生側も教員側もわからないことばかり、クレームや批判は数知れず(特に学生側)、問題も相次ぎ、それでもここまで耐えた。自分で自分を褒めたいくらいです。

通常より期間は少しばかり減ってしまいましたが、管理人の元にもこうして夏休みが訪れました。今年は梅雨明けが例年よりも遅かったようで、それまではジメジメムシムシした空気の中を過ごさなきゃならなかったわけですが、いやぁ辛かった。

 

春学期も無事に終わり、8月に突入したということで、管理人の上半期を振り返りつつ、近況報告をしたいと思います。

また個人的な見解を述べていますが、苦手な方、別に興味ないよという方は、すっ飛ばすかブラウザバックを推奨します。

 

 

 

 

-オンライン授業について-

 

これを読んでくださっている大学生の方がいらっしゃいましたら、共感いただける部分もあることかと思います。

 

全ての授業がオンライン化決定ということを聞いた時点では、管理人も「まぁどうにかなるだろう」と緩く構えていました。

環境が整っている方は、授業が受けづらいことはあまり起こらず、たまにネットが不安定になるくらいだったかと思います。管理人もそうでした。

ですが自宅に自分のパソコンがなかったり、ネット環境が十分でないという方は不便なことこの上なかったのではないでしょうか。支援はあったとしても、対面と違って何だかアンフェアに感じてしまいます。オンラインはその点がやりづらいですね。

 

しかしそれ以上に問題だったのは、課題の量ではないでしょうか。

ネット上でも散々議論がなされ、「大学生の日常も大事だ」というタグで学生さんの辛さが呟かれたりしていました。

その中で「本来必要であるべき勉強時間が与えられ、大学生のあるべき姿に戻った」という意見を見かけたのですが、これに関しては少々違うのではないかと考えます。

管理人の俗世に染まり切った日常アカウントを見ていただいている方はご存知かも知れませんが、日本の大学は海外の大学とはシステムが違います。というかどこの国でも少しずつ違うものです。

 

日本では単位重視という話をよく聞きます。1日の勉強時間はそんなになくても、毎日少しずつ触れていれば要綱にある「単位取得目安の勉強時間」は満たすわけです。

特に国内で資格を取ろうと思っている方はさらにコマ数が多くなります。入ったばかりの1年生も、後々辛くならないようにと多めに授業を取るでしょう。

少々極端な例になってしまいますが、管理人が滞在したオックスフォードでは、学生さんのスケジュールは比較的空きが多く、その分空きコマを勉強時間に充てるというものでした。向こうでは予習・復習をやらないとすぐ置いてけぼりを食らいます。

 

そもそもの根本が違うのに、元のあるべき姿に戻ったとは言いづらいのではないでしょうか。「それぐらいの課題量は当然」「自分もそうだったし頑張れ」「海外は普通」なんて意見を見ると、個人的には少し悲しくなってしまいます。

そうではないんです。

出来る、出来ないではなく、単にしんどい。それだけなんです。

それでもやり切れる辺りが、日本の大学の特徴ではないかとも思いますが。

 

 

 

 

-2020 Tolkien界隈-

 

さて、真面目な話から一転しまして、管理人のいつもの分野の話です。

 

今年は何もかもオンライン...(´・ω・`)となっていましたが、そんな時に力を発揮するのがオンラインに手慣れた方々のイベントです。

残念ながら金銭事情により管理人は参加できませんが、今年もやります、

Mythmoot!

 

Signum Universityが運営するイベントです。界隈の皆様はある程度ご存知ではないでしょうか。もはや私が紹介する必要もないでしょう。

行けない代わり、管理人はこれまでに開催された様々なオンラインイベントに参加させていただきました。

まず5月に行われたのがこちら、 Fantasy in Times of Crisis です。

受け取ったメールがこちら。

f:id:hobibin:20200804094807j:plain

 

講師の方々と、主にトールキンにフォーカスしたファンタジー作品についてディスカッションを展開するという内容です。時差があり日本では夜中に行われたのですが、管理人は最初から最後まで、ライブで楽しんでいました。

その中で名言が飛び出したり、時には真面目に、時には笑ったり。Youtubeにその録画がありますので、念のためそちらのリンクも載せておきます。

https://youtu.be/6-zAP47fi24

 

また最近管理人の元に届いた Tolkien in Exeter College の著者である John Garth さんの名著、The Worlds of J.R.R.Tolkien について、ご本人のインタビューがつい最近オンラインにて行われました。リンクはこちら。


John Garth: Author Chat and Q&A

そしてその本がこちら。

The Worlds of J.R.R. Tolkien: The Places that Inspired Middle-earth

The Worlds of J.R.R. Tolkien: The Places that Inspired Middle-earth

  • 作者:Garth, John
  • 発売日: 2020/06/09
  • メディア: ハードカバー
 

 こちらは録画分を見たのですが、Podcastにも上げられています。

管理人は早くにこちらの本を注文したのですが、3ヶ月経ってもまだ到着しません。

8月中には届く予定なのですが、もう待ち切れないから早く届いて〜!

 

さらについ最近のものですと、2020 Hugo Awards について。

SF・ファンタジー本のジャンルにおいて、今年のベストを決めるイベントです。

こちらはSignumのページから参加させていただきましたが、ラインナップがどれもこれも面白い。現在はAwardsの公式ページで最終結果が閲覧できます。

この日も別イベントと同様、時差攻撃が激しかったため、早起きしてイベントに臨みました。といっても聞いているだけなんですが(爆)

でも本当に面白い内容でした。


Hugo Award 2020: Best Novel Roundtable

 

 

 

 

-近況報告-

 

個人的な話になってしまうのですが、管理人の近況報告をさせていただきます。

 

Twitterの方をご贔屓にしてくださっている方々はご存知かと思いますが、つい最近やっと映画『トールキン』が到着し、家族用にと自ら日本語字幕を作りました。

パワーポイントで...w

本当なら映画の画面にそのまま字幕を作りたかったんですが、許されませんね。

約1週間かけて、約300枚のスライドができました。

内容は殆ど全部覚えていたんですが、どうしても分からない箇所があり、調べてもどうにも分からない。でも何となくそのニュアンスは分かるので、「これでいいや」とか思いながら適当に仕上げました。

 

作成しながら思ったのですが、本当に字幕翻訳の方はすごい。

これぞ!というニュアンスの日本語を引っ張り出し、絶妙に元の英語とマッチングさせる。時には批判を浴びながらも、なかなかできない所業です。

 

翻訳は翻訳元の言語も当然大事ですが、何より日本語力が重要です。規制がある中で適切な言葉を探さなければいけません。

管理人はそんなルールガン無視で進めたわけですが、それでも難しい。

本当に翻訳者さんには頭が上がりません。(映画は字幕派です)

 

 

 

それから最近の読書についてですが、読書ツイートをしていないのは、様々な本を同時に読んでいるからです。でもしたくても難しい!というものも結構あります。

その一つがこちら、Tolkien and the Great War、Garthさんのもう一つの著作です。

 

Tolkien and the Great War

Tolkien and the Great War

  • 作者:Garth, John
  • 発売日: 2004/09/03
  • メディア: ペーパーバック
 

 ずっと前に読み終えたのですが、どうしても止まらない、何度でも読み返したくなる一作です。

教授が築き、戦争で失った友人関係について綴られています。これは是非翻訳を!と思うのですが、自分でやろうと思っても本のハードルはかなり高い。

何度でも言いますが、管理人の翻訳能力は直訳する程度です。

一つの言語を扱う方が好きなタイプです。

ちなみに今は、『インクリングズ』、『The Fall of Gondolin』、『Tolkien in Exeter College』、『The Golden Compass』を読んでいます。

 

 

 

 

全くの余談になってしまいますが、コロナが流行ってから旅行や帰省を控える方も多いかと思われます。私も好きな書店に行きたいのですが、マスクをして駅まで行って、電車に乗って人の多い道を歩くなんて、ただでさえ暑いのに嫌だ!という気分です。

そしていつものことですが、イギリスが恋しい。

最近は現実との遊離がますます酷くなっていましてねターミネーター2より)

なんて冗談は置いといて。

 

日本に帰ってきてから、向こうでの生活を思い出さない日はありませんでした。

あの充実さは、日本にいたらもう味わえないんじゃないかと言うくらいです。

それなりにスケジュールは余裕があったんですが、せっかくだから満喫しなければ!

そう思った結果、生活バランスも崩さず、健康状態を良く保てた上に心身ともに毎日好調でした。酷い風邪を引いたのは別です。

 

と言うことで、向こうでの私の1日の過ごし方を、今更ですが公開します。

ざっくりとしたものは載せたんですが、詳細なスケジュールを。

 

 

起床  6:00am

到着後の数日間は6時半頃だったんですが、余裕があると感じてからはさらに早め、毎日この時間に起きていました。

まだ眠い目を擦ってカーテンを開け、ベッドを軽く整えて、シャワーへ直行。もしかすると一番早起きだったのではないかと思います。

シャワーを浴びてさっぱりして、その頃には大体6時20分。

支度を済ませ、朝の優雅な読書タイムです。

現地で購入した本を手に取り、心地よい日差しを浴びながら読み進める。大体この頃には皆も起きてきて、それぞれ支度をしていました。

この時間帯の空気は本当に好きです。

 

 

朝食  7:30am

余裕を持て余していたので、もしかしたら7時だったかもしれない。

 

20分頃に外に出て食堂へ行き、大体決まったメンバーと合流。

朝食は大体決まっており、クロワッサン、ベーコン、ハム、トマト、ポテト、ソーセージ、スクランブルエッグを食べていました。どれもサイズが大きいんですが普通に美味しい。

もちろん紅茶と一緒に。

たまに味がない卵に出くわすことがありました。ある時塩が欲しくて、

'Could you pass me the salt?'

というと、友人が「そのフレーズ使われるの初めて聞いた!」と笑ってくれました。

ボリュームたっぷりの朝食でパワーを得て、エンジン全開!

 

 

授業  9:00 ~ 10:30am

授業といっても、馴染むための初歩的なものです。ですがそのシステムの違いを身を以て体験しているだけでも、私には新鮮で嬉しいものでした。

ですがCVの書き方、プレゼンのスキル、文学や英語の歴史など、個人的にも重要なことを得られたのは良い経験だったと思います。

率先して提案したり意見を出したりというのも馴染み、内容にかかわらず楽しむことができました。

90分ってこんなに早かったっけ!?

 

 

休憩  10:30 ~ 11:00am

同じ建物内の別の部屋へ移動し、学生さんが淹れてくれた紅茶を手に休憩時間です。

クラスメイトはそれぞれ日本語で喋ったり、週末の予定などを話したりしていましたが、私はと言うと持ってきていた本を読んでいました。時折お喋りに参加したり、学生さんや先生と本の話をしたり、和やかな時間を過ごしていました。

それにしても、紅茶にビスケットはいいですね。向こうでは紅茶に軽くつけて味わうビスケットがあるそうです。先生がやっていたのを見て試したんですが、これが意外にも美味しい。ただポロポロ崩れてしまうので、ビスケットを食べる際は注意が必要です。

 

 

 

授業  11:00 ~ 12:30am

午前2回目の授業です。

まず頭を使う準備運動として、軽いアクティビティから。ある質問に答え、その答えを最初の人から覚えていって全員分回すと言うものや、ジェスチャーゲーム、また3つのものを上げ、他の人がそれがどう本人に関係しているのか答えるといったものです。

ハードルは低めに、それから徐々に上げていくといった感じでしょうか。

内容は1時限目に関連したもので、ボキャブラリーやイディオムだったり、時にはクイズを交えたり。

本当に時間が経つのは早かった。

 

 

昼食 12:30 ~ 1:30pm

朝食と同じ食堂に行き、日替わりのメニューを注文。

美味しいものもあれば、微妙なものもありました。

イギリスの料理を味わえる貴重な体験です。

正直どうコメントすれば良いのか迷いました。

 

ボドリアン図書館のツアーを予約した日は昼食を取らず、受付へ直行しました。友人は30分ツアーで物足りないと言っていましたが、1時間でも物足りなかったです。

多分1日使わないと、その全貌は見られないのではないでしょうか。

でも本当に楽しかった!

 

 

授業  2:00 ~ 4:00pm

午前と絡んだ内容のものです。時には外部にて美術、演劇を学びましたが、とにかく充実してました。演劇に関しては以前の記事で書いた通りです。フルパワーで臨んだ結果、派手な動きがウケました。

これも同様、アクティビティから始まります。眠気覚ましにねと言っていましたが、内心「早くやりましょー!」と言いたいのを堪えつつ、何気に楽しんでいました。

ですがどうしても座っていると、皆さん昼食後ということもありウトウトしてしまい、映像授業だと尚更首が下を向いてしまうことも。

昼食は控えめに取るのが良さそうです。

 

 

夕食  6:30 ~ 7:30

時間帯は曖昧にしか覚えていませんが、これぐらいだったかなと思います。

夕食も同じく食堂にて(以下略)

 

いやぁ、イギリスの料理ってこんな感じなんだなぁ。

 

以上です。

 

 

アクティビティ

時間は日によって変わります。

この時期のイギリスは夜でも明るいので、平気で外出できました。任意参加でしたが、どれも楽しませていただきました。

10ポンドをポンコツに奪われた日には、出費を抑える為予定に入れていたボドリアン図書館のショップへ行き、アクティビティの川下りは断念。素敵なブックマークとキーホルダーを購入し満足しました。

向こうのお店に行く度、店員さんが自由にしていていいな〜と思ったのと、その対応が程良く、完全マニュアル化していない感じで気持ちの良い買い物が出来たのを覚えています。

 

 

こんな感じでしょうか。

今更すぎるかと思いますが、あまりにお気に入りの時間が多かった為こうして書かせていただきました。

 

もういいよイギリスは!って方、すいません。管理人もその未練は捨てきれません。

相変わらず稚拙な文章ですが、こんな感じで今後もマイペースに更新させていただきます。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

Hannon le!